2019年の大晦日に

結局ろくに更新できないまま大晦日となってしまいました。これを読んでくださる方は、SNSで私の近況をご存知の方が多いと思いますが、夏以降、いろいろと勝負の季節となり、ずっと忙しく過ごしていました。

11月から12月にかけて風邪を連続してひいて情けなくなりましたが、おかげさなで元気です。

このブログには本心に近いことや(笑)自分にとって大事なこと、願わくば読むに耐える内容のあることを書きたいと思っているので、来年はもう少し更新したいです。

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先週、ある食事付きイベントのために焼豚を3本製作。無事出来上がって一安心でした。3本作らなきゃ~、とちょっとプレッシャーでしたが、非日常食を作るのはやっぱり嫌いではなく、味見のときの、一瞬の高揚感のために頑張れますw

 

たまたま知人から1月4日締切の原稿を引き受けたため、今またキッチンから離れてPCに向かっています。一旦書き上げましたが、100字程度削らないといけなくて、年内終了は残念ながら無理。でも来年さっそく生かせそうなひらめきがあったので、与えられた必要な経験と思うことにしました(でも早く終わりたい^^)

 

 先日ある集まりで、今年は地味に良い年でしたと言ったら笑われましたが、よい出会いがあり、心が動く出来事も多く感謝の一年でした。今年実行したいこととして年始に計画したことがほぼ実行に移すことができました。特に8月から10月にかけては、少し遠くなった過去の自分が積み重ねた力を引きずり出して、全面的に発揮するしかない機会が続きました。理由があって今はこのブログにも書きませんが、来年少しでも書けたらいいなと思っています。

確か9月でしたが、清澄白河のcafe GINGER.TOKYOさんで月1,2回開催されている音楽イベントの1987年の回にて、パット・メセニージャコ・パストリアスの訃報を知って作ったという曲を聴いた途端、亡き東海のイメージがどっと湧いてきて、店内で号泣しそうになったので慌ててトイレに駆け込みました。

Last Train Home

https://www.youtube.com/watch?v=Sq5oqY3-vhg

www.youtube.com

 ジャコ・パストリアスは天才ベーシスト。酔っ払っての事故のため早世したとあります。東海はそら庵をやる少し前、おじさんおばさん(←それは私)バンドでベースを担当したことをきっかけにベース教室に通い、一時はベース三昧の毎日でした。ジャコパスさんのCDは何枚も購入し、私も凄さを初めて知りました。ちなみに東海はパット・メセニーのコンサートには高校時代に行ったとのことで、こういうところは憎らしいほど早熟な人でした。

でもこうした過去の出来事で感動したわけではないと思っています。音楽を聴いていいなあと思うことはしょっちゅうですが、聴いた途端に激しく感情が揺さぶられるほどの体験は中学生のとき以来だったかも。パット・メセニー氏がジャコパスさんを思う気持ちと、私が東海を思う気持ちがなぜかシンクロしました。曲の向こう側に東海の姿が見えるような気がしたのです。パット・メセニー氏がこのことを知る日はないでしょうが(笑)、私はこれからずっとパット&ジャコに特別な思いを持ち続けるでしょう。

2年前の年末は辛すぎましたが、それを思うと、確実に時が経っていることを実感します。今も日々不在を意識し、ときには対話していますが、2年前の耐え難い辛さとは違ってきています。

4月に十数年ぶりに、ずっと再訪したかった奈良の三輪地方に行けたので本当に良かったですが、今の生活ではなかなか思うように遠出できないのがちょっと寂しい。もっと旅をしたいです。君は旅行がしたいとばかり言うけど、旅行には金がいるんだからね!という東海の声が聞こえます。ごもっとも。でも行きたいと思う気持ちは止められないのですよね。

11月はどさくさに紛れ、映画撮影でお世話になった「舟遊び みづは」さんのミニクルーズに参加できました(隅田川と新大橋)。

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お世話になったみなさま、今年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。

 

三回忌に

7月21日は東海亮樹の三回忌でした。一昨年のことはまだ記憶に新しく、もう2年経ったとは信じられません。

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先日深川で、東海を偲ぶ会を開催しました。一つ前の投稿で報告しています。宜しければご覧ください。

亡き人からもらい受けたたくさんの恩恵を日々感じて生きております。

7月21日は参議院選もありましたので、東海本人による2015年4月30日のfacebook投稿を掲載します。恥ずかしながら、私と東海は文中の内山秀夫先生のゼミで知り合いました。

「恩師である故・内山秀夫先生の遺稿集が影書房から出版されました。ゲラの段階で読みましたが、「どうなったら戦争をする国になるのか」という生前の内山先生の分析と危機感がほとんど当たっていることに驚きと現状への落胆を感じました。
http://www.kageshobo.com/main/books/inochinominsyusyugiwo.html
(内山秀夫『いのちの民主主義を求めて』)

ジョージ・オーウェルの「二重思考」(戦争とは平和である。自由は屈従である)についての私のインタビュー記事も収録されています。その際に内山先生が、「あとテクノロジーの問題は君たちが考えてくれたまえ」とおっしゃっていたことが宿題になっています。


内山先生は怖いというか、学生ぐらいの脳みそでは本当に「謎」の師匠でした。ゼミのほとんどは三田の居酒屋「つるのや」で行われたのですが、(←注:それはちょっと大げさです笑)
内山先生があたしのコップに酒を注いでくれて、あたしが「すいません」と言うと、「すいませんなんていう便利な言葉を使うんじゃない!」と急に怒られまして、今になると怒られた理由も分からないではないという人間社会の機微を教わりました(笑)

学生にはいろいろ「謎」としか思えない言動をして、説明はしないという先生でしたが、その後、その謎が解けていくことで大人になることを感じたような気がします。
手取り足取り、「コミュニケーション」なんてものまで大学の先生に教えてもらえる今の学生は、ある意味ではかわいそうだと思います。師匠というのは弟子にとっては「謎」であるのに限ります。孔子ブッダにしても弟子にとっては謎でしたでしょうし。

ちなみに影書房というのは、元・未来社丸山真男さんの『現代政治の思想と行動』をはじめ、藤田省三花田清輝などの本を編集した、人文書では伝説的な編集者の松本昌次さんの出版社です。松本さんは88歳の今も現役で、本書の編集も担当してくれたそうです。戦争を知る世代がつくった本ですので、多くのとはいいませんが、少しでも若い人に読んでほしいなと思います。」

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写真は本書に収録された東海のインタビュー記事の一部です。

東海投稿の文末にお名前が出てくる松本昌次さんは、今年1月に逝去されたそうです。内山先生の最末端の弟子としてご冥福と感謝を申し上げたく思います。本書、まだ何冊か持っていますので、ご希望の方はお知らせください。

東海を偲ぶ会:老けるには若すぎ、若さには遠い

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命日(三回忌)はもう少し先ですが、7月10日に門前仲町のchaabeeさんで東海亮樹を偲ぶ会を開催。東海がSNSや仕事で大量に書き残した文章を読み、それに即興演奏を付けていただくのは、一昨年の秋に続いて2回目。親しい方々に駆けつけていただき、1時間ほどチャーリー高橋さんとあがささんに演奏していただいた。テキストの朗読は、私のほか、友人の前田やすさん、胡舟ヒフミさんにも担当していただいた。

あがささんには、東海を偲んで昨年作っていただいた曲を披露していただいた。ギャグの才能が誰よりも通じ合っていたあがささん。その熱い魂と東海への惜別の思いを感じて涙。

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最後はチャーリーさん作詞、編曲の名曲「山越え阿弥陀」をYUKKIYさんの歌で。東海が亡くなった翌々月に生まれた娘ちゃんが、スクリーンの東海に向かって手を振っていたと後で知った。ん?見覚えあったかな?どこかですれ違った?(笑)

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「いやー、これ2,3時間はできるよね~、面白いから」とチャーリーさん。本業の記事は苦しみながら書くことも多かったけど、facebookはいつもさらさらと楽しそうに、呼吸をするように書いていた。掘れば掘るほど、まだ何か出て来てくるような、また別の本人に触れられるような、そんな面白さが確かにある。
この日は笑い成分多めで、皆さんと良い時間が作れて嬉しかったです。

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当日読んだものの一つ。パリのミラボー橋には、2001年に二人で行きましたが、

橋の下を流れるセーヌ川には、「月日」ではなく油が流れていました(笑)


二次会は、10年前から200回ぐらい行っているに違いない興隆菜館へ。12時近くまで開いているので、お店をやっていたころ、夜のイベントの後でよく行っていた。東海は、(自分もいたいけど)自分がいないところで、友人たちが勝手に楽しく盛り上がってくれると嬉しいと時々言っていた。まさにそれ。昨日は15人の予約じゃ足りなかったよ。
ご一緒した方々、そして不在のくせにやたら存在感が大きいあの世の人に感謝の夜でした。

国立で『小名木川物語』鑑賞会を開催しました

3月2日は、そら庵時代にお世話になった「現代朗読協会」の水城さんと野々宮さんの企画で、国立の民家にて映画『小名木川物語』の上映を行いました。

現在『小名木川物語』は自前で企画した上映会のみの開催となっていますが、会場ではこれまでにも何度か上映会が開催されたことがあり、機材が一通り揃っていること、そして信頼するお二人の企画だったため、例外的に開催を決めました。お二人は、主演の徳久ウィリアムさんとも数年来のお付き合いがあり、そら庵で同じイベントにご出演いただいたこともありました。

この日この場所にご縁がある方に来ていただければ十分と考えていたのと、終演後は一品持ち寄りの食事会というアットホームなお楽しみも予定されていたので、いつもの上映会と違って緊張感なく、のんびり会場へ。持ち寄り品として久しぶりに焼豚を作ったので、その準備と仕込みが一番緊迫したかも(笑)。安心して委ねられる人がいるというのは、本当にありがたいことです。


深川方面より国立の方が近いという知人など数人に足をお運びいただき、上映がスタート。上映終了後、作品について少しお話をさせていただきました。それからは予定通り食事会に。和やかで楽しい時間となりました。お客様の一人は、深川の会社と長年仕事上のつながりがあったので作品に興味が湧いたとのことでした。そうやって観に来てくださることが、また本当にありがたい限りです。

実はこの上映会の前日、主催のお二人のご友人が急逝されたという知らせが届き、お二人にはその悲しみの中で会の準備を行っていただきました。上映会のお知らせはひと月前に行われたのですが、亡くなられた方は何と参加予定だったとのこと。お会いして、一緒にお話していたかもしれない方だったのですね…

私も『小名木川物語』も関係ないのですが、「めぐり合わせ」という言葉が思い浮かびました。どうか今は魂が安らかでありますように。

その方は、会場をずっと行き来していた猫のムイちゃんを(先月?)やさしく撫でていらしたそうです。ムイちゃん、この日は何度も私のそばを通り過ぎました。猫を飼ったことがなく、猫に疎いのですが、ムイちゃんの目は何でもお見通しのような深みをたたえていて、引き込まれました。写真を撮るのをすっかり忘れたので、お客様の投稿写真をお借りします。

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テーブルの下にいます。

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次の上映会は、4月29日(月・祝)に門前仲町で開催します。

小名木川物語』を製作することになった当初から想定していたプロジェクトが、実はまだ終わっていないため、今年も一つ一つ取り組みを続ける予定です。
公式サイトに上映会の情報を掲載しましたのでご覧ください。あっちこっち更新しています。

http://onagigawa.com/

 

 

こちらで再開しました

これまで利用していた「はてなダイアリー」がサービス終了となり、

はてなブログ」に移行しました。

昨年から通知が来ていたのですが「今日で停止」とのメールが来て、

慌てて移行したところです。

あまり更新しないブログとなっていますが、「そら庵」の歴史と息吹が詰まっていますので、私自身とお世話になった方とお客様とのささやかな歴史遺産としてこれからも残します。でもせっかくなので、個人的にもう少し有効活用したいと思っています。

 

ところで「そら庵」のホームページも別途ありましたが、

こちらも偶然、この3月末にサーバーのYahooジオシティーズがサービス終了するため

姿を消すことになりました。というか、閉店のお知らせをトップページに掲載して、まだ残していました。

店の紹介やアクセスマップ、イベントの告知が中心でしたので、さすがに移行はしません。3月31日でネットからは消えます。
でもイベントのフライヤーや告知は本ブログにもほぼ掲載していますので、こちらから検索していただければ、これからも見ることができると思います。

1990年台末~21世紀初期(ゼロ年代)のサービスに随分お世話になっていたということですね。

 

ホームページの過去イベントアーカイブページをちらっと見るだけで記憶が蘇ります。

2008年の夏の終わりにプレオープンしましたが、半年近く後となる正式オープンの準備を進めながら、ぽつりぽつりと開催していた秋のイベントから掲載されています。

多くの方に携わっていただき、足を運んでいただいたことに改めて感謝の念を覚えます。皆様のご健康とご活躍を祈るばかりです!

www.sora-an.info

 

年の瀬に

前回の更新からすぐ、2018年の「小名木川物語」(単発)上映会が始まり、
12月初めの追加上映会まで、4日間・全5回の上映を行いました。
10月と12月下旬に「深川福々」を発行したので
年末まで走り続けてきた感じです。
あ、それから「小名木川物語」のオリジナルサウンドトラックCDが完成し
11月にリリースしました!ようやく出せたので、嬉しい出来事でした。
こちらにもまた書きます。


9月30日の上映会は台風直撃に見舞われましたが
運良く、ほぼご迷惑をかけずに済みました。
今年一番アドレナリンが出たのはこの日ですね^^
映画も深川福々も好評をいただき、
体調を崩すことなく今年も今日を迎え、ありがたく思います。


大真面目に自作映画の上映なんかやって、観ていただけるお客様がいることは
とても幸せなことだと思っています。


小名木川物語」をすでにご覧いただいていましたら、
映画公式サイトに、「もっともお話したい」撮影エピソードを
つい先日書きました。
リンクを載せますので、ぜひご一読ください!
http://onagigawa.com/2018/12/17/%E3%80%90%E6%92%AE%E5%BD%B1%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%97%E3%80%91%E5%B0%8F%E5%90%8D%E6%9C%A8%E5%B7%9D%E6%B2%BF%E3%81%84%E3%81%A7%E8%AA%9E%E3%82%8A%E5%90%88%E3%81%86%E3%82%B7/


携帯写真を眺めていたら、
今年もあれこれと外に出て、変化の多い一年を送ったんだな〜と思いました。
そして良い出会いと再会に恵まれました。
ご好意に感謝しながら、新しい年も学び続け、
未知の世界へと歩んでいきたいと思います。亡き人とともに。
来年もどうぞよろしくお願いします。

12月2日上映会のアフタートークの模様です。

「『祭り、粋、水辺』から考える深川コミュニティーのいま昔」にゲスト参加しました


9月24日、「『祭り、粋、水辺』から考える深川コミュニティーのいま昔」というイベントにゲストとして参加。深川で生まれ育ったベテラン下町ウオッチャーの方と 建築の専門家の方に混ぜていただき、僭越ながらお話させていただきました。
ここ2,3年で新たに深川で活動を始めた方々が中心になって企画された「プロジェクトf」の最終回。導入として『小名木川物語』の映像もご紹介いただき感謝感激でした。
深川っ子YUKKIYさんの「深川ソング」ミニライブもありました。
新しく住人となる人が増えて、町としての新陳代謝が活発な深川ですが、
東京大空襲などの歴史を学びつつ、地域のよき風習を大切に、
さらに良い町にしていこうというまっとうなビジョンに貫かれた企画に参加できて光栄でした。


企画者のお一人、会場chaabeeの店主藤田さんのお言葉を引用します。
「人々の長い歴史の中で変化しながら今なお活きているものだから、途絶えないようにする、そして次の世代につないでいく事が、私たちの役目でしょう。」