2022年の大晦日に

ああ、今年も全然書けなかった。来年こそ、駄文でもここに書き連ねたいと思っています。

表面的な報告に過ぎませんが、2022年は「深川福々」を4回発行し、8月2日に『小名木川物語』の大きな上映会を行いました。

上映会は、コロナ第7波がめちゃくちゃ酷いときで、こちら側も前日にプログラムを変更する事態となりましたが、多くの方にお出ましいただいてご好評をいただき、ありがたい限りでした。プログラム変更の危機を一緒に乗り越えてくれた仲間にも感謝でした。

手前味噌ですが、「深川福々」は概ねどれも充実した内容だったと思います。1900字のインタビューの執筆を3回(正確には2.5回)担当しました。面白さと難しさと取材した方への責任と。人さまのことを書く以上、よりよいものが書けるようになりたい。

「深川福々」は結構試行錯誤してやっています。インタビューの対象者は編集会議の直前まで決まっていないことの方が多いし。いろいろ改善すべき点もあるので、また一つ一つやっていきます。
 
健在である両親の心配が尽きないのは、もう仕方ないことでしょう。現状維持で、何とか穏やかに過ごしてほしいと願うばかりです。

晦日ですが、東海亮樹の誕生日、8月28日にfacebook本人ページに行った投稿を転載します。来年の夏、七回忌です。

彼の言葉が響くのは、私が近くで見ていたから、、、だけではないと思っています。
(一番最後のは本当に耳が痛い!)
書かれたものは、2018年、19年と偲ぶ会を開催した際に少しまとめましたが、来年夏を目指してネット公開を始める予定です。年が明けたら少しずつ準備します。
 
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みなさま、今年も誕生日の通知を失礼します。生誕54年となりました。
今年は命日からまもなく、映画『小名木川物語』を上映する機会をいただきました。初上映のときと同じ、深川江戸資料館の劇場での開催でしたので、感慨ひとしおでした。
 写真のように、初上映は、実はPCからの出力だったんですよね。少しでもデータを圧縮せずに観ていただこうという趣旨で。上映会社のサポートもありましたが、今見てもちょっと怖い!

2017年2月25日、深川江戸資料館小劇場での初上映時の東海亮樹


何から何まで試行錯誤でした。よくやったなと思います(その後、東海の生前からブルーレイ上映に切り替えました)。
また少し前、遅ればせながら映画のパンフレット(とDVD)を制作しました。パンフレットですので作品についての読み物ではありますが、自ずと東海を偲ぶ一冊ともなりました。ご興味がありましたらご連絡ください。
亡くなって今年で丸5年。来年は仏教でいうところの7回忌なので、そこを目指して東海の文章をネット上でお読みいただけるようにしたいと思っています。
もうちょい先ですみませんが、締切があるので必ずやります!
2015年頃のFB投稿を昨日ざっと見て選んだだけなのですが、長いのと短いのを3つ以下に掲載します。「サラリーマン悲哀もの」ばかりで何ですが(笑)。
一言付け加えると、東海は仕事が嫌だったのではなく、「人一倍仕事をしたい」人でしたが、かなり時々「会社に行きたくなくなる病」を発症していました。
で、自発的リモートワークに励んでいたという…
偉そうに言えることではないですが、先を行っていましたね(笑)。
お誕生日おめでとう&合掌
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2015年8月27日
※「学校つらい子は図書館へ 職員のツイート、共感呼ぶ」という記事について(URL省略)
いい話だと思いつつ、感動しているのは実はほとんどは「大人」だということに気づくと、思えば日本社会も切なくなったなあと思います。いつの時代も孤独と哀愁はありますけれども。
原文「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」
脳内翻訳「会社にいくのが死ぬほどつらい会社員は、会社を休んで図書館へいらっしゃい。週刊文春サライもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。会社に行くくらいなら死んじゃおうと思ったら逃げ場所に図書館も思い出してね。(でもさぼっていて首になっても図書館は責任とりませんけど)」
()がないからファンタジーなんですね。
戦後というのは、大家族と村社会の共同体を壊して、みな会社員にしたかわりに、会社を「共同体」として代替しました。飲み会もあって、労組もあって、サークル活動もあって、社員旅行もあって、社宅もあって、という会社共同体が失われて、おそらく10数年ぐらい。会社はもはや「誰も信じられない」というホラーハウスに変わったのかもしれません。
図書館の心地よい孤独が共同体というわけではなくて、「いつ突き落とされれるかわからない」という不安から逃れられるかもしれない夢の世界を、大人たちは図書館に映しだしたのかもしれません。
感動話の裏には、社会の暗さがあるとすぐ思ってしまう、ねじくれた性格が治りません。とほほ。
で、「会社にいかなくてもいい」という制度をリクルートが導入したことで話題になりました(※URL省略)。
でも、「30代までに独立しない社員はダメビジネスマン」という社風のリクルートだからできるのかもしれません。ある意味、通勤時間や社会のつきあいの時間もむだだからずっと仕事してくれ、という究極の効率重視という見方もできます。あるいは、会社にいるだけでつらくなってしまう人のメンタル対策もあるかもしれません。
いい話の裏には、社会の暗さがあるとすぐ思ってしまう、ねじくれた性格が治りません。とほほ。
2015年3月12日
10年以上同じ部署にいる上司が、「おい、●●、おい●●」とあたしを呼ぶのですが、あたしは●●じゃないので無視していたら、それでも「おい、●●、おい●●」と言うものですから、「あたしは●●じゃないですけど~」と答えましたら、上司がフリーズしてました。
フロイトによると、よく知っている人の名前を言い間違えるというのは「錯誤行為」という現象だそうです。それは、相手に無意識に強い嫌悪感を持っているからだそうです。
そうとう嫌われていたんだということが分かりました。たのしいな~(笑) ありがとう、フロイトさんw
2015年4月8日
酔談。大事なのは主体性と具体性で、勉強していないと主体性を失って、人に会わないと具体性を失うとのことです。勉強しないと独善的になって、人に会わないと空論になります。人生、体力つかうな〜。
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ではまた新年に。良いお年を!