2021年の大晦日に(1)『小名木川物語』パンフレット&DVD

とてもホッとしています。

ようやく映画『小名木川物語』のパンフレットが出来上がりました。
このほど作品DVDも発売となり、こちらもそこに至るまで長い時間がかかったので感慨深いのですが、パンフレットは写真以外ほぼゼロからの制作で、私自身が編集を務めたので感無量です。

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クラウドファンディングの返礼品でもあったので早く作りたかったのですが、その気持ちとは裏腹に構想と準備期間ばかり長引いていました。

東海亮樹が亡くなった翌年、活動を再開する際にリマスター版の制作と再上映を優先したことと、フリーペーパー「深川福々」を年に何回か編集発行していたため、時間のやり繰りが難しかったのが理由です。

そうして2018年、19年が過ぎてしまい、2020年こそと思っていたらコロナが始まって、会って打ち合わせするのが難しくなってしまう。でもここで進めるしかないと仕切り直しておおよその内容を決定。一年前から、デザイン担当で映画の重要スタッフでもあった胡舟ヒフミさん、そしてロケ地マップに一緒に取り組んでくれたイラストレーターの福田紀子さんと一つ一つ進めてきました。

とはいえ途中中断が何度かあってもたついてしまいましたが、一足先にお目見えしたDVDに続き、パンフレットも11月下旬、「小名木川物語」展を開催していた清澄白河のカフェ、Ginger.Tokyoさんの物販コーナーに並びました。

全44頁になり、パンフレットとしては十分な内容になったと思います(手元の映画パンフレットは25頁だったり、31頁だったり)。ただそれなら、もうひと頑張りして内容を増やしても良かったかも、という思いが出来上がってから湧いてきたのですが、初単独編集の仕事だったので、後でいろいろ気づくのは仕方ないのかもしれません。でも一年前に構想していたことは形にできました。内容にお褒めの言葉もいただけて、じんわりと喜びを感じています。

【内容】

●監督・大西みつぐインタビュー

●深川出身の詩人・小説家、小池昌代さんの寄稿

(映画本編で小池さんの作品を引用したシーンがあります)

●プロデューサーが語る本作

(東海亮樹と私が出演したラジオ番組の文字起こし)

●ロケ地マップ

●映画に登場した場所などのガイド

●出演者、スタッフの紹介とコメント

●シナリオ  

●『小名木川物語』製作物語:私が執筆した長いあとがきです。

 

小名木川物語』を良いと思っていただいた方にお読みいただけたら嬉しいです。

あくまで作品や舞台となった深川(とその周辺)についての一冊として、またプロデューサーとして内容を構成しましたが、自ずとそら庵や東海亮樹を懐かしく思い出していただける内容ともなっています。

ロケ地マップは範囲内の川と橋の名前をほぼすべて掲載し、さらに主な暗渠も掲載したという独自の地図となっています。道路よりも川と暗渠、がコンセプト(笑)。まちの歴史や記憶は『小名木川物語』のテーマの一つなので、あえて暗渠をクローズアップすることにしました。イラストレーター福田さんにかわいいイラストも描いていただき、すてきな仕上がりとなりました。

 

パンフレット、DVDともに以下のオンラインショップで販売を開始しました。

onagigawa.base.shop

 

DVDが2,970円、パンフレットが1,430円で、DVDとパンフレットのセットが3,960円とお得になっています。2018年に発売したサウンドトラックCDも販売しています。現在は送料無料です。
また「小名木川物語」展を開催していた清澄白河のcafe Ginger.Tokyo にて2022年1月末まで設置販売しています。


更新が追い付いていませんが映画公式サイトです。

onagigawa.com