映画『小名木川物語』2017年2月25日(土)夜、公開上映決定です!

製作を務める映画『小名木川物語』(大西みつぐ監督)のお披露目上映会の日程と会場が決定いたしました。2017年2月25日(土)夜、江東区深川江戸資料館小劇場(清澄白河駅)です。

開演時間などの詳細は、近日中、たぶん年明けにお知らせします(19時開演となりそうですが改めて)。3月以降も各所で上映を予定しています。こちらの日程は未定です。


そして公式予告編1を12月14日より公開いたしました。
ぜひご覧ください(2分間です)!
https://www.youtube.com/watch?v=UCghk0LqKvs&feature=youtu.be

作品は完成間近ですが、これからは上映に向けて、また監督やスタッフのみなさんと頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします!


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ここで『小名木川物語』について改めてご紹介します。
小名木川が流れる江東区を舞台にした劇映画で、写真家の大西みつぐ監督とボランティアで集まったスタッフ、キャストとともに2013年に撮影を開始。2015年に大部分の撮影を終了し、今年いくつか追加撮影や音楽のレコーディングを行いました。


きっかけは2012年夏、深川神明宮の本祭りで大西監督と神輿を担いだときでした。水掛け祭りと蜃気楼のように見えた着物姿の女性。映画を撮ってみたい、という気持ちが大西監督とプロデューサーの東海亮樹にそこで初めて湧き上がりましたが、まさか3年以上もかけて長編映画を撮ることになるとは、そのときは思いもよりませんでした。


コミュニティ発の映画として、まちの多くの人達に撮影協力いただきました。夏祭りのシーンでは、蔭祭りの年も神輿を出していらっしゃる森下一丁目町会の皆さんに全面的にご協力いただき、また昨年まで運営していた「そら庵」のあった常盤一丁目町会の皆さんにも大変お世話になりました。


数人の方には「ご本人の役」を演じていただきました。雰囲気が素敵な方、「いい顔」の方があちこちにいらっしゃるので自然と出演をお願いすることになりました。快くご協力いただき感謝ばかりです。


主演の一人、徳久ウィリアムさんのご本業はボイスパフォーマー。もう一人の伊宝田隆子さんも美術家、パフォーマー。お二人とも表現者として熱心に役づくりに取り組んでくださいました。一方、プロの俳優さんや映画、舞台の経験がある方にも何人かご出演いただきました。スタッフのほとんどは映画製作が初めてでしたが、学びながら撮影を続け、徐々に映画のチームらしくなっていきました。


江東地域には江戸以来、歴史の層が積み重なった場所や、川と運河が作り出す四季折々の風景があり、ロケ地に困ることはなく、製作中たくさんの発見がありました。深川の生まれではない私は、「まちで生きる」ことについて改めて考えるきっかけになりました。それは深川や江東区という地域の枠を超えるもののように思いました。
作品の背景となっているテーマは喪失と再生です。
映画を観ていただける方にも何か発見がありましたら幸いです。


写真家として、江東地域を40年以上撮り続けてきた大西監督の映像はとても美しいです。上映を楽しみにしていただけましたら大変嬉しいです。
なお公式サイトは現在リニューアル中ですが、新しいトップページや情報をご覧いただけます。
http://onagigawa.com/


ラインプロデューサー:製作進行担当、脚本(共同)
東海明子