国立で『小名木川物語』鑑賞会を開催しました

3月2日は、そら庵時代にお世話になった「現代朗読協会」の水城さんと野々宮さんの企画で、国立の民家にて映画『小名木川物語』の上映を行いました。

現在『小名木川物語』は自前で企画した上映会のみの開催となっていますが、会場ではこれまでにも何度か上映会が開催されたことがあり、機材が一通り揃っていること、そして信頼するお二人の企画だったため、例外的に開催を決めました。お二人は、主演の徳久ウィリアムさんとも数年来のお付き合いがあり、そら庵で同じイベントにご出演いただいたこともありました。

この日この場所にご縁がある方に来ていただければ十分と考えていたのと、終演後は一品持ち寄りの食事会というアットホームなお楽しみも予定されていたので、いつもの上映会と違って緊張感なく、のんびり会場へ。持ち寄り品として久しぶりに焼豚を作ったので、その準備と仕込みが一番緊迫したかも(笑)。安心して委ねられる人がいるというのは、本当にありがたいことです。


深川方面より国立の方が近いという知人など数人に足をお運びいただき、上映がスタート。上映終了後、作品について少しお話をさせていただきました。それからは予定通り食事会に。和やかで楽しい時間となりました。お客様の一人は、深川の会社と長年仕事上のつながりがあったので作品に興味が湧いたとのことでした。そうやって観に来てくださることが、また本当にありがたい限りです。

実はこの上映会の前日、主催のお二人のご友人が急逝されたという知らせが届き、お二人にはその悲しみの中で会の準備を行っていただきました。上映会のお知らせはひと月前に行われたのですが、亡くなられた方は何と参加予定だったとのこと。お会いして、一緒にお話していたかもしれない方だったのですね…

私も『小名木川物語』も関係ないのですが、「めぐり合わせ」という言葉が思い浮かびました。どうか今は魂が安らかでありますように。

その方は、会場をずっと行き来していた猫のムイちゃんを(先月?)やさしく撫でていらしたそうです。ムイちゃん、この日は何度も私のそばを通り過ぎました。猫を飼ったことがなく、猫に疎いのですが、ムイちゃんの目は何でもお見通しのような深みをたたえていて、引き込まれました。写真を撮るのをすっかり忘れたので、お客様の投稿写真をお借りします。

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テーブルの下にいます。

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次の上映会は、4月29日(月・祝)に門前仲町で開催します。

小名木川物語』を製作することになった当初から想定していたプロジェクトが、実はまだ終わっていないため、今年も一つ一つ取り組みを続ける予定です。
公式サイトに上映会の情報を掲載しましたのでご覧ください。あっちこっち更新しています。

http://onagigawa.com/