出雲滞在(3)

5月末に行った島根県出雲地方の写真報告その3です。よかったらご覧ください!
(1)はこちら http://d.hatena.ne.jp/sora-an/20130604/1370353814
(2)はこちら http://d.hatena.ne.jp/sora-an/20130610/1370875661
今回は雲南市大東町の親戚宅(母の出身地)近辺です。

5月26日。気持ちのいい朝でした!
子どもの頃はよく夏休みに遊びに行っていましたが
その頃とほとんど変わらない風景です。
ウグイスが朝から日が暮れるまで鳴いていました。夜はカエルの合唱。
田舎は朝から晩まで生き物の声がするということ。それだけで都会人は嬉しかったです。

親戚は菊を栽培しています。
私が来る直前、6千株(!)植えつけたとのことでした。

玉ねぎって実がなると地上にゴロンと出てくるんですね〜。

朝散歩しているときに見つけたミニ玉ねぎ(ニンニク?と思ったのですが^^)。

元牛小屋。昔は乳牛もやっていました。
5歳ぐらいのとき、搾りたての超美味しい牛乳を飲ませてもらったことを覚えています。
やめてからもう数十年経つと思うのですが、建物は当時のままで
1階は農作業の道具置き場、2階も自宅の延長として使われていました。
そういえば私が小学生の頃までは、昔ながらの茅葺屋根の家が母屋で、
トイレは外でした。もちろん怖かった(笑)
その昔の家も残っていて作業場になっていました。
建物が取り壊されないで、そのまま残っていても問題ないところが都会と違いますよね。


今回の旅の目的は、私が生まれる前に亡くなっていた祖母の五十回忌と、
12年前に亡くなった伯母の十三回忌の法事出席でした。
母の姉である伯母は、母よりも20歳以上年上で、私にとっては祖母のような存在でした。
伯母の葬儀以来初めて訪れたので、こちらの親戚には12年も会わずじまい。
このため滞在中は、法事の席で再会しただけでなく、別の親戚宅にも
3軒ご挨拶に行きました(といっても2軒は目と鼻の先でしたが)。
そういう意味では結構ハードスケジュールでしたが、
どこでも歓待いただき有難く思いました。
一気に親戚の近況アップデートをしたのでドラマチックでした(笑)


本家の田んぼです(母のところは分家)。
肝心の法事の写真が一枚もなくて失敗(笑)
20人近くが親戚宅に集まり、読経から会食までほぼすべて家で行われました。
お墓も家の敷地内にあるので、前日に私も掃除を手伝いました。


午前10時に法事がスタートした直後、塔婆(曹洞宗なのです)に書かれた戒名が
一字間違っていたことが判明するというハプニング。その部分を削って
墨で書き直してから再開することになりました。
近所の菩提寺の、よく知っている住職さんだったので、バツが悪そうでしたが
過去帳が間違っとったんかいねー」とおっしゃるなど、のんびりした雰囲気(笑)


途中から、道元正法眼蔵から抜粋した「修証義」というのをみんなで音読しました。
30分近くと結構長いテキスト、いいことが書いてあるようだ‥と思いつつ、
とにかく読み進めないといけないので眠気覚ましを兼ねて頑張りました。
私は初体験でした。まだまだ知らないことがいっぱいありますなぁ〜。
住職の息子さんは永平寺で修行中で、まもなく試験を受けて
修了となるそうです。(映画『ファンシイダンス』のあれだと思います。)


親戚に料理人さんが何人かいるため、法事の料理も自前で用意しています。
今回は松江で和懐石のお店を開いている親戚が担当で、
寿司や鯛のお吸い物まで付いて美味でした。

築100年の蔵。五右衛門風呂など昔のものがいろいろ保存されていました。
「昭和七年 夜食膳」と書かれた大きな箱が目に留まったり
ペコちゃんが走り高跳びをしている絵柄の「東京五輪」時のダンボールがあったり‥
と、お宝だらけだったのですが写真がありません。残念です(笑)
今度来たときに。農家の蔵、すごいです(一般化していいような気がしますw)。
‥というわけでとても楽しい滞在となりました。今度は間を置かずに行きたいです。
出雲ルポはまだ続きますよ〜^^。