旅ルポ3 厦門・鼓浪嶼・鄭成功

今夜はのんびりモードから抜けられなくなったので
先日の中国旅行の写真とルポを再びアップします。すいません〜^^
旅ルポ1はこちらです。 
http://d.hatena.ne.jp/sora-an/20120121/1327165047
旅ルポ2
http://d.hatena.ne.jp/sora-an/20120123/1327335157

福建省厦門(アモイ)。よく晴れて暖かい日でした。
他の日はぱらついたり、雲が多かったのです。

アモイの対岸には鼓浪嶼(中国語読みでグーランユー)、
一般にコロンス島と呼ばれている島があります。
アヘン戦争後に厦門が開港された際に
各国の租界がここに作られました。今では観光地となっています。
移動のない日が丸一日あったので、私たちもおのぼりさんしてきました。
島は中国各地から帰省や観光でやってきたと思われる人たちで混雑していました。

思わず「この〜木何の木、気になる木〜♪」というフレーズが(笑)
南の国に来たと実感しました。パンダの親子がかわいい^^


厦門とコロンス島には租界時代以前に熱い歴史があります。
この石像は明代末期の武将、鄭成功
父は福建人で、長崎の平戸に来て日本人と結婚して、生まれたのが彼。
17世紀の初め、鄭一族は厦門を拠点に自由貿易(密貿易)を行っていました。
やがて明が滅亡に向かい、鄭成功厦門とコロンス島を根拠地として抵抗戦を続け、
最後は台湾に向かってオランダ人を追い出して占拠したものの、
翌年疫病のため38歳で亡くなったそうです。
熱い!合掌。
島に記念館があるのですが、残念ながら修理中だったので、
この眺めがよくて温暖な島に、またぜひ来たいです〜。
近松門左衛門の「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」が鄭成功をモデルにしていたことも
恥ずかしながら全然知りませんでした。


今回の福建省旅行では、司馬遼太郎街道をゆく25 中国・ビン(門がまえに虫)のみち」を
再び読みました。福建省は長い間、ビンと呼ばれていました。
南北は山がちなので、北部の福建語(友人の実家があったところ)と
厦門など南部の台南語、そして客家語と大きく3つに分かれていたそうです。


おっとすっかり長くなりました。旅ルポ4(たぶんあまり内容はありません笑)も
また掲載します。