【報告】能楽師・寺井宏明先生の 「笛を聴く会」(9/4開催)

9月4日金曜の夜、能楽師・森田流笛方、寺井宏明先生による
「笛を聴く会 〜深川の路地裏に室町時代の音色が響く!」を開催しました

(お客様撮影:寺井先生よりご提供)

(スタッフ撮影)
おかげさまでそら庵史上一、二の大入り満員となり、
多くの方と寺井先生の素晴らしい演奏とお話を楽しみました。


ご多忙のなか、プログラムも作成いただきました。
能における音の調子は理論上は12音階あり、通常は5種類の調子を用いるそうですが
陰陽五行説の影響で、たとえば「双調=木=春=東」「黄渉=火=夏=南」と
いうような分類があるとのこと!
当日は秋〜冬(平調〜盤渉)の曲を中心に演奏していただきました。


先生は震災後、三陸地方を中心に足繁く東北に通われて
慰問活動を続けていらっしゃいます。当日はもれなく東北のお土産もご用意いただきました。
温かいお人柄が伝わってくるお話もとても面白くて、あっという間のひとときでした。


寺井先生は、実は随分前からそら庵のことをご存知だったと今年になってから知り、
ずっと覚えていただいていたことに感激しました。
カフェ営業を始めた2009年の秋か冬、地元の「タウン誌深川」さんに
そら庵の取材記事が掲載されたのですが(引越荷物に紛れて掲載誌が見つからず…汗)、
同じ号に十三代目のお父様の記事が掲載されていたとのことで、
本当に偶然にそら庵のことを目にしていただいたようです。
一昨年、宮城を拠点に全国で活動中のSonido del Viento(ソニド・デル・ビエント)に
ライブを開催していただいた際、ご来場いただいた先生に初めてお会いできました。


それにしても能の公演と地方でのご活動で東奔西走していらっしゃる先生に
ささやかなご縁を大切にしていただき、感謝感激でした。
曲がりなりにも数年間店を続けていたら、最後にご褒美をいただいたようで
本当に嬉しかったです。寺井先生、イベントをご支援いただいたみなさま、
そしてご来場のみなさま、ありがとうございました。


facebookイベントページ
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