【報告】深川芸術祭vol.25「夏の紙芝居博覧会!」

8月2日の深川芸術祭vol.25「夏の紙芝居博覧会!」無事終了しました。
紙芝居、そして紙芝居の枠を超えた作品を素晴らしい演奏で楽しめる、
まさに夏の芸術祭となりました!
外はかんかん照りの中、ご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
当日の写真を掲載します。

一組目は高橋英明さんと奥様の高橋朱里さん、娘さんのゆなさんによる
「Deep frame with yuna」。
311の震災をきっかけに制作されたCDとポップアップブックによるコンセプトアルバム
「The Hole」より、スクリーンに作品を映しながらのステージ。
ゆなさんはこれが初ステージだったそうですが、見事なヴォーカルでした!

deep frameの作品についてはぜひこちらをご覧ください!
http://www.deepframe.com/

次は築野(つの)友衣子さんと岡野勇仁さんのユニット。
絵と脚本、語りをすべて手がける築野さんはフランスのパリ・アヴィニョンシャロンでの
紙芝居公演から帰国したばかりで、フランスで絵本の出版も予定しているそうです。
この日は「魔法の傘」「ウミガメの夜」「ぎんがつむり」の3作品を上演。
美しい絵、幻想的なお話と築野さんの語り、
そして岡野さん作曲の作品にぴったりな楽曲を楽しみました♪
築野友衣子さんブログ
http://ameblo.jp/yuikotsuno1021/

3組目は林加奈さん、岡野さん、そして三味線奏者の田中悠美子さんによる
「紙芝居モダン」。田中さんは今回の特別メンバー。
最初に林さんが神戸の震災をテーマにした自作曲の「テトテト」を披露。
数年前に神戸で仕事をした林さんが、震災を直接体験していない子どもたちに
震災を伝えるために作った曲とのことです。
素晴らしい曲なので、また披露いただけたら嬉しいです。

そして林さんと田中さんが脚本と絵を共同で制作した新作「ぼくのなつやすみ」。
お二人らしい自由でスケールの大きなお話で、何度も爆笑!

最後に「トマトの花と雪の国」を上演。巻物型大型紙芝居!
語りと歌が林さん、脚本と音楽が岡野さん、絵が石川県の陶芸家米田文さんという作品です。
過去にも別の会場で観ていましたが、今回この名作をそら庵で上演していただけて
とても嬉しかったです。もう一人のメンバーの赤羽美希さんが欠席だったので
林さんが紙芝居を巻きながら、語って歌って大活躍!
田中さんの義太夫三味線(この写真はウクレレですね^^)も伴奏に加わり、
贅沢としか言いようがありませんでした。
表現にはいろいろな可能性があることを改めて思い起こすことができるイベントでした。
企画の岡野さん、出演者のみなさま、ありがとうございました!