8/31(土)17時〜「生誕100年 新美南吉の思想をめぐって――民話・童話・寓話」を開催します

8月31日(土)に、
『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』(晶文社)を書き下ろされた
作家・編集者、畑中章宏さん企画のトークイベント
「生誕100年 新美南吉の思想をめぐって――民話・童話・寓話」を開催します。

前半は畑中さんの講演、後半は宗教学者、江川純一さんと畑中さんの対談の二部構成です。


『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのかー新見南吉の小さな世界』
アマゾン→http://t.co/6RPGe2wRzf
本日(8月25日)の日本経済新聞読書欄に畑中さんの写真入りで掲載されています。


童話作家新美南吉は今年が生誕100年。なんと29歳で亡くなっていたんですね。
私は小学生のときに「ごん狐」などの作品を読んだきり、すっかり忘れていましたが
新見南吉の作品には、出身地の愛知県半田市の自然や昭和初期の習俗などが
豊かに描かれていて、これを民俗学的な視点から読み直そうとしたのが畑中さんの著書です。


twitterから江川純一さんのコメントを転載します。
「宗教学に携わっている者からみても、新美南吉の著作は非常に興味深いですね。随所に供犠や贈与といった主題が埋め込まれています。今年は彼の生誕100周年ですが、さらに100年後も読まれていると思います。」
「『ごん狐はなぜ撃ち殺されのか』が単なる新美南吉ガイドに終わらず、読書の喜びを伝えてくれる理由は、そこに「民俗」という通奏低音が存在しているためである。民俗は共同体の問題(弱きもの」や「小さきもの」)と不可分である。」
バルトークの音楽もそうだが、民俗を取り上げるときに重要なのは、具体的であること、そして詳細であることである。新美南吉はそのことを本当によく理解している。」


当日は新見南吉との関連でバルトークのお話も出てくるようです!
イベントは予約不要です。定員30名ですので、どうぞお早めにお越しください!
16時半開場、17時開演です。


江東区常盤1−1−1 050-3414-7591(12時〜)
アクセスマップ
http://www.sora-an.info/access.html