深川は確かにおもしろい

今日は東京都現代美術館で開催された講演会
「街と美術館―”現美”のまわりで起こっているおもしろいこと」に
行ってきました。
http://t.co/5AByORGV
単なる住宅地ではなく、お寺が集中していて、
駅に頼らない商店街があって、
ものづくりのスピリットがあって、舟運もあるという、非合理性や非日常性も含めた
都市のいろんな要素が混在しているのが深川(陣内秀信先生)。
とすると深川は本当に恵まれた町ですね。


サスキア・サッセンのインナーシティ論が紹介されていましたが
深川のような旧市街は、市電や工場などがなくなって一旦はすたれたが
現在は昔からの要素を生かしながら別の形で再生しはじめている
と考えることができます。
その中で、貯木場がなくなった後に現美が誕生し、
かつて区役所があった場所に江戸資料館ができて、
現美と資料館の間、約800mをつなぐ深川資料館通り商店街は
美術館への通り道としてだけでなく、
ここ数年次々と誕生している魅力的な新しいお店を目指す人たちで
とても活気が出てきています。


今日はその立役者の商店街副理事の分部登志弘さんと
ギャラリーカフェ深川いっぷくの白濱万亀さんも講演されました。
父と娘のようなお二人で、地元の人も参加可能なアートによるまちおこし
続けてこられました。「とにかくやってみる」白濱さんと、
やさしい笑顔の分部さんのコンビがいいんですよねー^^!


フリーペーパー、かわら版深川福々を何人かでつくっていますが
取り上げる内容には事欠きません。
私は昔の深川については本や資料でたどるだけですが、
今の深川は確かにおもしろいと思いますよ。


そら庵から資料館通り入口まで歩いて10分少々ありますが、
ぜひ一度歩いてみてください!できれば深川福々を持って!


日本都市計画学会の『都市計画』という学会誌ですが
とても面白いです。店内に設置しています。

そら庵も写真入りで紹介されています。ありがとうございます。