石見神楽上映会、盛り上がりました!USTで視聴可♪(追記あり)

本日は島根県浜田市出身の福岡ユタカさんの解説付き、石見神楽上映会を開催しました!


福岡ユタカさん(左)

福岡さんの解説の一部を箇条書きにしました(追記)。


・日本最古の芸能である神楽は、島根県西部の石見地方で特に盛ん。
氏子を中心に結成された神楽団体の社中が200近くある。
・秋に神事として、夜どおし行われるが、現在はさまざまな催しなども含めて
年間数十公演を行う社中もある。東京のアマチュアバンドのよう。
・子供神楽も盛ん。
・他の地域の神楽と比較して「派手」。衣装のなかには、1着300万円近くするものも。
神に奉納するのだから、高価でよいという考え。
・どうしてこんなに盛んになったのか?江戸時代までは神仏混淆。明治になって
神職は踊ってはいけないことになり、氏子に踊らせた。これは日本全国おなじ現象。
石見は辺鄙だったので、中央から芸能がこなかった。神楽が芸能をぜんぶ背負ったので、
こんなに盛んになったのではないか。
・明治に神がかり禁止令が出た。神がかりしていいのは天皇だけということに。
石見は山間部なので続けていた。それがいまや重要無形文化財となっている。


こんなに本格的で大規模で、今も生活に根づいている芸能が
本州に残っているとは知りませんでした!
「神遊びしよう」という歌詞が出てきましたが、
石見では、そしてたぶん古い日本では、神様と遊ぶんですねー!


福岡さん、ピアニストの岡野勇仁さん、
子どものころから神楽をやっていらっしゃる大下さんとのライブもありました。
素晴らしすぎて感動しました(T_T)!!


UST配信しましたので、今日のすべてをご覧いただけます!
http://bit.ly/lvCgZA
UST、前半は1時間20分ごろまで。
休憩を挟んでライブは1時間58分ごろまで。
後半は2時間44分まで。
(後半の2時間08分〜12分まで画面が黒くなっています。申し訳ありません)


実際に「神がかり」する場面も見せていただきました@@!
1時間9分ごろから。
後半はお面や衣装の解説もあります。


石見神楽東京公演があります!
12月11日(日)です →http://iwamikagura.com/2011/


福岡さん、岡野さん、ゲスト出演いただいたみなさん、
そしてご観覧いただいたみなさまありがとうございました!
いつか本場で見たいものです!