コーヒーの入れ方

専門店には到底及びませんが、そら庵ではコーヒーはきちんと入れたいと注意しております。


写真は、3分間をかけてドリップする、さんしょさん。


これはホットですが、アイスコーヒーについて一言。
アイスコーヒーは日本ならでは食文化なのですよ。


以前に、アイスコーヒーの入れ方をプロに取材したことがあります。
アイスコーヒーは「急冷」です。


こんな記事でした。


◎アイスコーヒーは「急速冷却」がこつ

 冷たいコーヒーを飲むのは日本ならではの飲料文化だ。真夏のアイスコーヒーは、きりっとした気分にさせてくれる。ところで、アイスはホットとは入れ方がちょっと違うことはご存じ? 

キーコーヒー」のインストラクターの金井育子さんにこつを教えてもらった。

 まずアイスコーヒーには深いりの粉だ。冷たくても濃厚な苦味と香りを出すため。アイスコーヒー専用かフレンチローストを使う。「ホット用だと酸味が強くなってしまう」のだという。粉の量は三人分で五十グラムが目安。ホット(三十グラム)よりやや濃いめだ。

 では、コーヒー達人の金井さんのドリップを勉強。抽出ポットの上にペーパーフィルターをセットし、粉を入れたドリッパーを置き、中央から渦を描くように湯を注いで全体をぬらし、二十秒待つ。次に中央にたっぷりと湯を注いで泡を十分に出し、泡のまわりにゆっくりと注ぐ。泡が少なくなったら中央に注ぎ、またまわりを一周。これを三分間で五、六回に分けて注ぐ。

 五十グラムの粉で三百ccのコーヒーを入れる。ここで最大のポイントが急速冷却だ。ポットの目盛りが五百ccになるまで氷を入れ、長めのスプーンなどで手早くまぜる。急冷するとコーヒーの固形成分が分散してにごらず、味と香りがひきたつのだという。

 一人分をグラスにそのままドリップするのも演出感たっぷり。十五グラムの粉で九十ccを入れ、氷を合わせて百五十ccが適量。

 「もちろん入れたてが一番おいしいですが、急冷すれば翌日まで香りがもちます。最もいけないのは、急冷せずに冷蔵庫で冷やすこと。にごる上に、においも吸ってしまいます」と金井さん。(了)