【報告】清楽月琴ワークショップ(2015/9/22開催)

2015年9月の「シルバーウィーク」(5連休)の4日目、9月22日は最後の清楽月琴ワークショップを開催しました。夕方からはイベントなどで大変お世話になった詩誌「ROKURO」メンバーの方々と店内の2ヶ所で宴会となりました。みなさんに名残を惜しんでいただき、またも感慨ひとしおな一日となりました。


月琴ワークショップは最終回だったのに写真を撮っていませんでした。余裕がなかったんでしょうね〜(+o+)
ご挨拶に来られた森下・古書ドリスの店主さんが撮影してくださっていました。貴重な一枚に感謝です。
https://instagram.com/p/77F4ZWQtlU/

月琴ワークショップは幕末から明治にかけて日本で流行した型の月琴の練習会で、2009年12月に初開催。それ以来、真夏を除いてほぼ毎月開催されてきました。
中国民俗学の研究者で博学多才な星野孝司(CHARLIE)さんが講師を務め、月琴愛好家の方々や星野さんを慕う方が集って毎回風流で賑やかな時間をつくっていただきました。1オーダー制でしたが飲食持ち込み可で、ワークショップの後は楽しい宴会付きでもありました(^^)
ブログだけはこまめに更新していたので、星野さんによる第1回の告知文が今も読めます。下に転載します。
http://d.hatena.ne.jp/sora-an/20091202/1259767288
「斗酒庵流・誰でも弾けるようになるけど役には立たない清楽月琴の弾き方講座」

 百年ちょっと前,幕末から明治のころ,「清楽」と言って,まン丸い,お月さんのような楽器「月琴」で,当時の中国の流行歌を歌うのが流行りました。

 一時は大人気で,いまのギターほどに,どこにでも見られた楽器なのですが,その後,西洋楽器の流行や,戦争の影響ですっかり廃れてしまい,今では音を聞いたことがある人もほとんどいません。

 現代中国月琴とも,ベトナムの月琴とも違う,美しく,優しい音色。

 楽器の持ち方からドレミの出し方まで。

 音の13コしか出ないカンタンな楽器です。

 まあ,なにはともあれ,触ってみましょう!弾いてみましょう!


星野さんは十数年前にたまたま巣鴨で売りに出ていた昔の月琴と出会って以来、演奏だけでなく、ネットオークションなどで売りに出されている月琴を落札して分解修理も行うようになり、お弟子さんに安価で受け渡しています。月琴の専門家、というだけではもったいない方です!!


そして月琴ワークショップはそら庵閉店後も続いています!
会場は亀戸の EAT CAFE ANZU さんで、6月は19日(日)お昼すぎからの開催だそうです。
(会費なし、お店のほうに1オーダー、自由参加・途中退席OK
というのはそら庵時代と同じですね)
興味のある方はお店に問い合わせるか、mixiの月琴コミュニティをご覧ください。

10月3日、退去作業を9割方終えてスカスカになったそら庵で、ワークショップの生徒さんが月琴の落書きを。
その翌日星野さんが、修理中だった月琴を持参してくださったので、最後に記念撮影しました!

星野さんのよろず中国学サイト「斗酒庵茶房」
http://charlie-zhang.music.coocan.jp/