1月の口琴WS&ライブ、詳細レポートです(1/25開催)

1月25日は夕方から「口琴ワークショップ&ライブ」を開催しました。

後半のライブの写真から。
企画の徳久ウィリアムさんとゲストで口琴とアラブ打楽器奏者の久田祐三さん。
イベントスタッフで参加者のやすさんに詳しいレポートを書いていただいたので
掲載いたします!


前半のワークショップではマルフーフ、バラディのリズムなど、
ゲスト講師久田さんのダラブッカ演奏に乗せて、そのリズムの
特徴を意識しながらの参加者自由演奏。
また、ストロークは一定にして、その一拍を様々に分割する
アプローチなど、特にリズムに焦点を当てた内容となった。
こうして文章にすると何か小難しい事のようだが、
実際に音を聴きながら、音を出しながらのやりとりは
楽家でも音楽マニアでもない自分にとっても大変に分かりやすくとても楽しかった。
さらに途中少しだけ参加した当店々主明子さんの口琴の持ち方が
初心者故に変則的且つはんなりと女性的であったことに参加者全員が注目し、
それをヒントに音の響かせ方やミュート奏法など
様々なアイディアが生まれる熱い展開。(ヒントになったんですね!笑←私)


久田さんの口琴収納方法。
写真のように箱の中に、サイズの違う口琴を厚紙で仕切って重ね、
スポンジで押さえる。振動弁を保護して口琴を収納、持ち運び
できる簡単な方法だそうです。
そして口琴は使用後は汚れをすぐに拭くことと、椿油を軽く染み
込ませた布を使って油をごく薄くひいておくことで錆びを防止
しているとのこと。

休憩を挟んで後半はライブ。久田さんの演奏はとにかくリズムが
タイトで、しかも変化に富んでいてめちゃくちゃかっこいい!
恐ろしく速い呼吸を使った奏法なども流れるように前後のフレーズ
に繋げていく技術が圧倒的だった。
ウィリアムさん曰く「この演奏は女性にモテる!」(笑)いや本当
にそれが冗談でないくらい最高にかっこよかったのです。


そしてなんと当日急遽ご参加のサプライズゲスト、幕内純平さんにも
演奏していただきました!輪郭のシャープな素晴らしい音色の幕内さん。
輪ゴムを使ったプリペアドやビリンバウのひょうたん部分と
カシシを使ったカラフルでわくわくするような演奏を披露していただき感激。

主催のウィリアムさんはクリップ式のマイクとエフェクターを使っ
た演奏や古いブルースをテーマにした曲など、モノクロの映像を
見るような印象的でしみじみと味わい深い演奏。


最後に久田さんのフレームドラムとウィリアムさんの口琴
気持ち良いサウンドのデュオで、
充実感満点の今年最初の口琴ワークショップ&ライブは終了。
今年もマニアックでありながら無境界な内容で初心者も楽しい口琴ワークショップを
よろしくお願いいたします。