現代朗読協会「初恋」公演の感想

2月22日に現代朗読協会による「初恋」公演
キッド・アイラック・アート・ホール@明大前)に行ってきました。

2月23日にtwitterに書いた感想をそのまま掲載します。


昨夜キッド・アイラック・アート・ホールで現代朗読協会による「沈黙の朗読」シリーズの一作、「初恋」を観る。朗読とダンスとピアノの即興演奏。ただし音声表現としての朗読。朗読者はストーリーのあるテキストを読むけれど、お話の内容を追わせることを目的としていない。


特に佳境に入ると、異常なほどの間(沈黙)を作って文章を分断し、一語、一音をクローズアップする。朗読者は歩きまわり、寝転がって読んだりもする。その結果生まれてくるのは、いわゆる語りとも演劇とも違うジャンルのパフォーマンスだ。


「初恋」は77歳の女性が若い男に初めて求婚されて戸惑うというピアノの水城ゆうさんの作品。この超おとぎ話を朗読の野々宮卯妙さんとダンスのキム・ウィシンさんがみずみずしく演じていた。お話を追いつつも自分がテキストの中に入り込んでいく感覚を感じたような気が。皆さんの呼吸が絶妙でした!


公演映像の一部をさっそくこちらで観ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=te0RzHjoDMc


ブログ報告(水城ゆうさん) 沈黙の朗読「初恋」公演が終わった
http://grklive.blogspot.jp/2013/02/blog-post_23.html
↑私の名前を記載いただいていました(汗)ありがとうございます。


観覧後、一日経ってようやく言語化した拙い感想ですが、
水城さんと野々宮さんに喜んでいただけたようでホッとしました。
本当にスリリングな時間でした!思いきって行ってきて良かったです。