大津波警報の日に

本日は、大川端語りの会早春スペシャルということで、語りの第一人者である古屋和子さんとチェリスト佐藤道子さんが、2度目のそら庵での公演でした。

古屋さんの演目は安房直子の「火影の夢」。大人のファンタジーを奥行きのある表現力で演じられました。

佐藤さんは、ふたたびカザルスの「鳥の歌」を演奏。「鳥は死者を弔うことと関係があるんです」との説明。切ない調べがぐっときました。

鳥の歌に続いて古屋さんが蔵原伸二郎の詩の「きつね 6篇」。自然をうたった蔵原の作品に、古屋さんはどこか霊性を感じるそうです。

充実したプログラムでした。
出演者と観客のみなさま、おつかれさまでした。