【報告】12月の口琴WS&ライブ:講師3人で口弓、ホムスetc.超絶技巧


12月18日夜、徳久ウィリアムさん企画の
口琴ワークショップ&ライブを開催しました。
急遽ゲストとして日本有数の高度なテクニックをお持ちの口琴演奏家
夏秋文彦さん


そしてギタリストの助川太郎さんに参加いただきました!
それぞれ持参のマウス・ボウ(口弓)の演奏写真です。
以下はイベントスタッフ前田さんの詳細なルポです。


マウス・ボウとは簡単に言うと弓に弦を張り、
その弦を棒などで叩きながら、弓の端の方のポイントに口を当てて
音色をコントロールする口琴の一種です。
音を鳴らす仕組みとしては普通の口琴の振動弁を弦に置き換えたものですが、
ビジュアルが違い過ぎて、知らないで見ると「口琴の仲間」とは思えません。
でも世界には似たような口琴、さらに特殊な口琴、様々なものがあります。
夏秋さんは色々お持ちです。
二つのマウス・ボウ、全く違う構造・音色で面白かったです。


今回は初心者は一人しかいなかったので、
お互いに持っている楽器を貸し借りして鳴らしてみたり、
解説してみたりという時間が多くなりました。
ホムスというサハ共和国口琴(非常に良い楽器です)については
助川さん曰く「口琴ロールスロイス」で、
徳久さんは、演奏者が自分のスタイルのままで演奏するより、
楽器に合わせていく、ホムス自体が持っている“鳴らし方”を探っていくのが
面白い、というような意味の事を仰ってました。
楽器自体の完成度が高いという事だと思います。
自分はまだロールスロイスを乗りこなせませんでしたが、
それでも音そのものは抜群です。
3人でホムスを演奏しているところです。

この日は全体をワークショップとして通し、
途中に時々演奏時間を設ける形式で進行。我々初心者・中級者が演奏して、
徳久さんやゲスト二人がアンサー演奏をする、という贅沢なコーナーも
ありました。
3人の素晴らしい音色と超絶技巧に「凄い…」「いい…」が連発の
感動の夕べでした。


夏秋さん、助川さん、徳久さん、本当にありがとうございました!
口琴ワークショップ、1月以降も毎月開催予定ですので、ぜひご参加ください!